【体験談】10年勤めた病院を辞めて介護施設へ|後悔した?

「10年も同じ病院にいたけど、思い切って介護施設に転職してみようかな…でも後悔しないかな」と迷っていませんか?この記事では、10年勤めた急性期病院を退職し、介護施設(特別養護老人ホーム)に転職した看護師の体験談を紹介します。後悔はあったのか?率直な本音をお伝えします。

目次

体験者Eさんのプロフィール

項目詳細
年齢35歳(転職時)
看護師歴12年(病院10年+介護施設2年目)
前職地域の中核病院の整形外科病棟(夜勤あり・2交代)
転職先特別養護老人ホーム(日勤中心・オンコールあり)
転職理由体力的な限界+高齢者看護への興味

10年勤めた病院を辞めた理由

体力的にきつくなってきた

整形外科は患者さんの移乗介助や体位変換など体力を使う場面が多く、30代半ばに差しかかると腰痛が悪化し、夜勤明けの疲労回復にも時間がかかるようになったそうです。「このペースであと何年働けるだろう」と不安を感じたのが転職を考え始めたきっかけでした。

高齢者とじっくり関わる看護がしたかった

急性期病院では入退院のサイクルが早く、一人の患者さんと深く関われない寂しさがありました。「最期まで寄り添える看護がしたい」という思いが年々強くなり、介護施設への転職を決意したそうです。

10年という区切りへの意識

「10年もいると居心地が良くなって動けなくなる」という危機感もあったそうです。「このまま定年まで同じ場所にいるのか、新しい挑戦をするのか」を考えたとき、「やらない後悔よりやる後悔」を選んだとのことです。

介護施設に転職して変わったこと

項目転職前(急性期病院)転職後(特養)
勤務形態2交代・夜勤月5回日勤中心・オンコール月4回
残業月20〜30時間月5時間以下
年収約500万円約420万円
利用者との関係入退院サイクルが早い長期間じっくり関われる
医療行為の頻度非常に多い少なめ(生活支援が中心)
看護師の人数病棟に15〜20名施設全体で3名

良かったこと:入居者さんの「生活」に関われる喜び

病院では「治療」が中心でしたが、介護施設では「生活」を支えるのが仕事。入居者さんの好きな食べ物、趣味、性格を知り、一人ひとりに合ったケアを考える楽しさを感じています。「おはよう、今日も元気そうね」と声をかけ合える距離感が心地よいとのことです。

大変だったこと:看護師が少なく判断を求められる

施設に看護師が3名しかおらず、入居者さんの急変時に自分一人で判断しなければならない場面がありました。病院なら医師がすぐ来てくれますが、施設では嘱託医への電話連絡が基本。最初は不安でしたが、急性期の経験がフルに活きていると実感しています。

想定外だったこと:介護スタッフとの関係構築

介護施設では介護スタッフとの連携が不可欠ですが、看護師と介護スタッフの間に「壁」を感じる場面もあったそうです。「看護師さんは上から目線」と思われないよう、対等な立場でコミュニケーションを取ることを意識しているとのこと。

後悔した?

結論から言うと、「後悔はほとんどない」とのこと。年収は下がりましたが、残業がほぼなくなった分の生活コスト削減と、心身の健康を取り戻せたことで十分お釣りが来ると感じているそうです。唯一の後悔は「もっと早く転職すればよかった」ということ。

よくある質問

Q. 介護施設の看護師に医療スキルは必要ですか?

A. 必要です。介護施設でも胃ろう管理、インスリン注射、褥瘡ケア、吸引、服薬管理などの医療行為があります。特に急変時の初期対応は看護師の判断に委ねられるため、臨床経験は大いに役立ちます。

Q. 介護施設から病院に戻ることはできますか?

A. 可能ですが、ブランクが長くなるほど急性期への復帰は難しくなります。2〜3年以内であれば問題なく戻れるケースが多いです。将来的に病院に戻る可能性を考えるなら、在職中も医療知識のアップデートを続けておくと安心です。

Q. 10年以上勤めた病院を辞めるのがもったいないと感じます…

A. 10年の経験は消えるものではなく、どこに行っても活きる財産です。「もったいない」と感じるのは自然ですが、長く勤めたからこそ新しい環境で即戦力になれます。残るも転職するも正解はありませんが、「変わりたい」という気持ちがあるなら情報収集だけでも始めてみてください。

まとめ

10年勤めた病院を辞めるのは大きな決断ですが、Eさんのように「やりたい看護」に向かって一歩踏み出すことで、新しいやりがいと生活の質を手に入れることができます

介護施設は「スキルが落ちる」と思われがちですが、実際は急性期の経験がフルに活きる環境。「高齢者とじっくり向き合いたい」「体力的に無理のない環境で働きたい」という方には、転職先として検討する価値が十分あります

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