【体験談】育休明けに転職を選んだ看護師の判断とその後

「育休が明けたら元の職場に戻るべき?それとも転職してもいい?」育休中にこんな悩みを抱える看護師は少なくありません。この記事では、育休明けに転職を決断した看護師の体験談をもとに、判断のポイントやその後の変化をお伝えします。

目次

転職を決めた看護師Bさんのプロフィール

項目詳細
年齢31歳(転職時)
看護師歴7年
前職総合病院の循環器内科病棟(夜勤あり・3交代)
転職先近所のクリニック(日勤のみ・週4日パート)
子どもの年齢1歳(保育園入園と同時に転職)

育休明けに転職を考えた理由

理由1:夜勤と育児の両立が現実的に無理だった

元の職場は3交代制で夜勤が月6〜8回。夫は会社員で夜間のワンオペ育児は頼めない状況でした。「夜勤免除」を申請することもできましたが、同僚への負担を考えると言い出しにくい雰囲気があったそうです。

理由2:急な子どもの体調不良に対応できない

保育園に通い始めた子どもは、最初の数ヶ月は頻繁に風邪をひきます。急性期病棟では途中で帰りにくい雰囲気があり、「子どもの熱で早退」を繰り返すことへの申し訳なさがストレスになると感じたそうです。

理由3:通勤時間が長く、保育園の送迎に間に合わない

元の職場は自宅から電車で50分。保育園の開園時間と閉園時間を考えると、通勤時間が長いだけでスケジュールがパンパンになることがわかりました。「自宅から近い職場で働きたい」という思いが転職の決め手になったそうです。

転職活動の進め方

育休中に情報収集を開始

Bさんは育休中の子どもが生後8ヶ月のころから転職サイトに登録し、情報収集を始めました。子どもが寝ている間にスマホで求人をチェックする程度でしたが、エージェントとの電話相談で希望条件を整理できたのが大きかったそうです。

転職先選びの条件

Bさんが優先した条件は、自宅から自転車で通える距離(10分以内)、日勤のみ、週4日パート勤務OK、子どもの急な体調不良に理解がある、の4つ。「年収よりも働きやすさを最優先」と割り切ったことで、求人選びに迷いがなくなったそうです。

元の職場への退職の伝え方

「育休を取っておいて復帰しないのは申し訳ない…」と悩んだBさんですが、育休中に転職先を決め、育休終了の1ヶ月前に師長に電話で退職の意思を伝えました。「育児との両立が難しいため」と正直に理由を話したところ、理解してもらえたそうです。

転職後の生活の変化

項目転職前(総合病院)転職後(クリニック)
勤務形態3交代・夜勤月6〜8回日勤のみ・週4日パート
通勤時間片道50分(電車)片道10分(自転車)
年収約480万円約280万円
帰宅時間19:30〜20:0017:30
子どもとの時間ほぼ取れない日も毎日一緒に夕食・お風呂
精神的な余裕常にギリギリかなり改善

年収は約200万円下がりましたが、「お金では買えない時間と心の余裕を手に入れた」とBさんは話します。子どもが小さいうちは働き方を調整し、小学校に上がったらフルタイムに戻すことも視野に入れているそうです。

よくある質問

Q. 育休中に転職活動をするのはマナー違反ですか?

A. 法律上は問題ありません。育休は労働者の権利であり、復帰先が元の職場でなければならないという法的な義務はありません。ただし、育休給付金は「復帰を前提に支給される」ものなので、退職した場合はその後の給付が停止されます。道義的な面で気になる場合は、復帰後に試してから判断するのも一つの方法です。

Q. 育休明けに時短勤務で元の職場に戻る選択肢は?

A. 育児・介護休業法により、3歳未満の子を持つ労働者は短時間勤務を申請できます。元の職場の時短制度が充実しているなら、まず復帰してみてから判断するのも良いでしょう。ただし、時短でも夜勤を求められるケースもあるので、事前に条件を確認してください。

Q. 年収が下がるのが不安です。何か対策はありますか?

A. 短期的な収入減は「子育て期間の投資」と割り切るのも一つの考え方です。子どもが大きくなればフルタイムに戻せますし、夜勤を再開すれば収入は回復します。また、扶養範囲内で働くことで税金面のメリットがある場合もあります。世帯全体の収支で考えてみましょう。

まとめ

育休明けの転職は「申し訳ない」という気持ちが先に立ちがちですが、大切なのは子どもとの生活を守りながら、看護師として無理なく働ける環境を選ぶことです。年収が下がっても、通勤時間や勤務形態を最適化することで得られる「時間と心の余裕」は計り知れません。

育休中からの転職活動は、転職サイトやエージェントを活用すれば自宅にいながら進められます。「復帰後にうまくやれるか不安…」と感じているなら、まずは情報収集だけでも始めてみてはいかがでしょうか。

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